近年よく耳にするSDGs(エス・ディー・ジーズ)、食品ロス対策もSDGsの1つ。
私達も家庭内でできることを実践して、未来を担う子供向けのメッセージにしたいものですね。
しかし「家で食品ロスって難しいのでは?」「子供向けの教え方は?」と悩む方も多いのでは?
そこで食品ロス対策に家庭内でできることを、7選にまとめて紹介したいと思います。
子供と一緒に取り組める方法もまとめたので、ご家庭で参考にしてみて下さい。
食品ロス問題とは?家庭内でできる対策は何?
毎日の食事は日々の暮らしを送る中で、私達にとって欠かせないですよね。
子供がいてる家庭なら栄養バランスを考え、多くの食材を取り入れたメニューを作ることも。
また大家族ともなると、材料を切らさないように万全の準備をされてることでしょう。
しかし計画的に毎日の献立を考えてても、急用や体調不良で食べ切れずに捨てるなんてこともありますよね。
そんな時に食品ロスが世界的な問題と聞いて、罪悪感を感じる方もいてると思います。
でも「そもそも食品ロスがなぜ問題なの?」「家庭内でできることは何?」という疑問が。
そこでどこのご家庭でもできる、簡単な食品ロス対策があるので紹介したいと思います。
その前にどうして食品ロスが問題なのか、子供にも説明できるように理由を知っておきましょう。
食品ロスが大きな問題とされる理由は?
日本で暮らす私達の周りでは、あまり飢えに苦しんでるという話は聞きませんよね。
しかし世界に目を向けると、なんと飢餓(きが)に苦しんでる人は約7億人以上!
実に7人に1人の子供が、飢えと闘う日々を送っていると言われています。
その一方で世界の廃棄食料は年間で約13億トン、日本だけで年間570万トンになるとか。
また日本の食品ロスの内訳は、309万トンは事業系ですが残りの261万トンは家庭から出てると言われてます。
それだけの廃棄食料が運ばれる時、また燃やす時には二酸化炭素が発生して環境汚染の原因に。
食品ロスが問題なのは、飢えた子供や地球環境に関係しているというのが理由です。
子供に理由を聞かれたときは、こういった問題があるということを教えてあげて下さい。
では私達が家庭内でできる、食品ロス対策を7つにまとめたのでご紹介しましょう。
食品ロス対策が家庭内でできること7選まとめ!
多くの方は食材を買ってきて料理したり、調理された食べ物を買ってきて家で食べますね。
そんな毎日の何気ない日常で、誰にでも簡単にできる食品ロス対策のポイントがあります。
食品ロスは大きく分けると『直接廃棄処分』『食べ残し』『過剰除去』の3つ。
要はこの3つを押さえておけば、食品ロス対策が家庭でも出来るという訳です。
ではどうすれば3つのポイントをクリアできるのか、詳しく見ていきましょう。
買い物へ行く前は冷蔵庫をチェック!
買い物へ出掛ける前に必ずしておきたいのが、冷蔵庫の中身をチェックする行動。
冷蔵庫にストックしてる食材の残りを把握しておけば、ムダな買い物を防ぐことができるからです。
私は冷蔵庫の食材チェックの時に、早く使いたい材料の献立を一緒に考えるようにしてますよ。
使い切れる分量を意識した買い物!
せっかく冷蔵庫のチェックをしたのに、安売り商品を見て衝動買いはしないように注意しましょう。
まとめ売りや割引につられて買って、結局食べきれずに捨ててしまっては意味がありません。
買い物するときは特価商品に目が眩まないように、期限内に使いきれる分量を意識しましょう。
ちなみに私は空腹時に買い物へ行くと、思わず商品に手が伸びてしまうので気をつけてます。
余った食材は上手に保存!
いくら買い物に気をつけてても、食材が余ることってありますよね。
そんな時は冷凍庫を使った保存をすれば、余った食材も上手に使い切れることができます。
肉や魚はもちろん、野菜やキノコ類も下処理をして小分けしてから冷凍すればいいでしょう。
私は薄揚げは1枚ずつラップ、豚肉は生姜焼きなど漬けにして冷凍用ジップ袋に入れて保存してます。
食べられる分だけを料理する!
私がそうなんですが、料理してるとついつい色々と作り過ぎてしまいがちに…。
しかしその日に食べられる分だけ料理することが、家庭でできる食品ロス対策に繋がります。
体調不良や急な予定で残った時は、冷蔵庫で保存して翌日に食べるなどの工夫をしましょう。
野菜や果実の過剰除去をなくす!
調理する時に食べられる部分を、知らずに捨ててしまってる方は多いと思います。
皮付きで食べられる野菜をスープにしたり、大根や人参の皮できんぴらを作ってみてはいかがでしょう。
ブロッコリーの芯も硬い部分を除けば食べられるし、キャベツの芯も薄く切って味噌汁に出来ますよ。
賞味期限や消費期限をマメにチェックする!
乾物や調味料など、長期保存できる物もマメに期限をチェックしておきたいですね。
また必ず冷蔵庫に入ってる食材も、賞味期限や消費期限を見ておきましょう。
私もレトルトやインスタント麺など、非常用の食品を月1ペースでチェックしてます。
その他の食品ロス対策につながる行動!
ここまで紹介した他にも、食品ロスに繋がる行動がいくつかあります。
- 商品を選ぶ時は手前の品物から取る
- 外食時は自分が食べきれる分の注文をする
- お店が持ち帰りが可能なら食べ残しは持ち帰る
- 家庭で食べない常温保存が可能な頂き物などはフードドライブを利用
買い物時や外食時に気をつければ、自然と食品ロス対策に繋がるしコスト面も助かります。
日々の暮らしの中でできる食品ロス対策は、ぜひ家族全員で意識して行動したいところ。
では子供にも協力してもらえるようにするには、どう教えるのがいいのか見ていきましょう。
食品ロス対策を子供向けに教えられる方法は?
食品ロスの大切さを、子供のうちから覚えてもらう方法をいくつか考えてみました。
子供と買い物へ行った時は、商品を手前から取ることや食べきれる分だけを買うことを教える。
また料理のお手伝いをしてもらいながら、ムダのない食材の使い方を教えるのもいいでしょう。
ご自宅でガーデニングをされてるなら、子供と野菜やハーブを育てて食べることも出来ますね。
またご飯は自分で食べきれる分を、自分で茶碗に入れて食事させることもいいと思います。
そして「いただきます」「ごちそうさま」は、食材を育てて収穫してくれた生産者への感謝が込められてることを教えてあげて下さい。
これらを習慣にすれば自然と身につき、その習慣は大人になっても忘れないはず。
食べる時は賞味期限や消費期限を、大人も子供も意識することを心がけたいですね。
未来の子供達や地球環境のためにも、ぜひ家庭内でも食品ロス対策に取り組んでいきましょう。
まとめ
食品ロス対策に家庭内でできることや、子供向けに教えられる方法をまとめて紹介しました。
子供向けに教える行動は、大人も率先してやっていかなければと改めて思います。
ぜひ皆さんもこの記事をきっかけに、ご家族で食品ロス対策を考えてみて下さい。
そして今回紹介した7選のまとめ以外にも、家庭内でできることが見つかれば嬉しいです。
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