1986年に公開された映画の影響で、日本中がビリヤードを楽しむ人達で溢れてました。
ビリヤード初心者達は毎日のようにプールバーへ行き、映画に出て来たプレースタイルをマネする人が続出!
そんな80年代に巻き起こったブームを知らない世代が、最近ビリヤードにハマってると聞きます。
私の知り合いの20代も、初めてのビリヤードからハマってしまい仕事終わりに楽しんでると話してました。
しかしプレイ内容を聞いてみると、残念ながらルールや用語を知らない様子…。
そこで『初めてのビリヤードでやりがちなマナー違反は?ルールや用語も紹介!』をお送りしたいと思います。
今まで私が見てきたガッカリするマナー違反や、知っておきたい用語やルールを紹介!
知ってるだけでビリヤードがもっと楽しくなるので、ぜひ覚えて参考にして下さい。
初めてのビリヤードで初心者は知らずにマナー違反してる?
私は常連だったビリヤード店に、10年ほど通い練習したり店番を任されてました。
その店は大学の近くということもあり、一見さんのほとんどが学生だったんです。
多くの学生が友達に格好いいところを見せようと、はしゃいでたのを覚えてます。
楽しげな姿が微笑ましかった一方、マナーを知らないんだなぁと残念に思うことも…。
では、知らずにやってると恥ずかしいマナー違反には何があるのか紹介しましょう。
ビリヤード場でやったら恥ずかしいマナー違反
多くの初心者は、他の台でプレイしてる方の邪魔になる事を気にしてない様子。
ビリヤードはメンタルスポーツなので、対戦相手や他のプレイヤーの集中力を妨げてはいけません。
仲間内で楽しむのはいいのですが、周りの方に配慮して自分の番が回ってくるまでは静かに着席。
またプレイヤーの前や後ろに立ったり、台に手を置いたりもたれ掛かるのもマナー違反。
他にも守って欲しいマナーをまとめました。
誰でも初めてビリヤード場に行ったら、テンションが上がる気持ちはわかります。
でも、他でプレイしてる方達や、お店の道具を大切に扱って欲しいですね。
ビリヤードで使う道具は高額なので、もしも破損したら弁償なんてこともありますよ。
自分が撞いた後は、席に戻って静かに相手のプレーを見守る!
騒がれたり視界に入ると、集中力がなくなりますからね。
ではマナーが分かったところで、知っておきたいルールと用語も覚えておきましょう。
ビリヤード初心者が知っておきたいルールや用語は?
プールバーが流行ってた頃、映画「ハスラー2」のトムクルーズを真似る方が溢れてました。
でも経験者から見ると、あくまで映画の演出で実際にはほぼやりません!
トムクルーズを見本にするのは、直ぐにやめることをオススメします(笑)
ちなみにハスラー2の影響から、ビリヤードの主流がポケットビリヤードになりました。
最近はあまり見かけませんが「キャロム」「スヌーカー」といった台もあるんですよ。
そして主流となったポケットビリヤードには、こんなゲームの種類があります。
- ナインボール
- エイトボール
- ローテーション
- ボーラード
- 14-1
最近はゲームの中でも、ナインボールが一般的になってますね。
早く勝敗がつくし、9番を落としたら勝ちというルールも分かりやすい。
私も遊ぶときは、ナインボールを主にしてました。
いろんなゲームの種類がありますが、今回は基本となる共通ルールと用語をご紹介します!
ビリヤードで使われる基本用語
では、ビリヤードでよく使われる用語や意味をご紹介します。
なかなか文章で説明するのは難しいですが、私なりにまとめてみました。
どんどん上達していけば、自然と使う言葉なのでぜひ覚えて下さいね。
まずはビリヤードにかかせない、道具に関係してる用語です。
ビリヤード道具に関係する用語
こちらが、使用する道具の名前になります。
- タップ:キューの先端にある皮製品の部分
- チョーク:タップが滑って、キューミスをしないために塗る固形粉末
- ラック:プレイ開始前に、球をセットするための三角形の枠
- ラシャ(クロス):台に張ってある布
- コーナーポケット:台の四隅にあるポケット
- サイドポケット:台の中央にある二つのポケット
- クッション:台周辺を囲むようにある、弾力性あるゴム製の壁みたいなもの
- メカニカルブリッジ:球が遠くて手が届かない時に使う、柄のついたブリッジ
- 手球:自分が撞く白球
- 的球:手玉で当てる球
初心者の方に覚えておいてほしいのは、キュー先のタップにチョークをつけること。
ミスショットをしやすいので、マメにチョークをつけることが大事なんです。
そして手球が遠い位置にあって、届かない時はメカニカルブリッジを使って下さい。
使わずに無理して撞こうとすると、キューがブレてラシャを破損する可能性があります。
ちなみに私はラシャの張り替えを見たことがあるのですが、凄く大変な作業でした。
大の大人の男性が、全体重を使ってラシャを引っ張りながら張り替える仕事。
あれだけ大変な作業工程を見たら、ラシャを破損したときの弁償金額にも納得できました。
プレイしやすい台の状態を保てるように、皆さんも気をつけましょうね。
それでは続いて、プレイ中に使う用語を紹介しましょう。
ビリヤードのプレイ中に使う用語
プレイヤー中によく使ってる、ビリヤード用語をまとめました。
- ストローク:球を撞くときの、キュー出しの一連動作
- ブレイクショット:ゲームスタート時の、最初のショット
- スクラッチ:手球がポケットに落ちてしまうこと
- ブリッジ:キューがぶれないように、手で作る形
- フロック:狙ってないのに、まぐれで球が入ること
- ネクスト(ネキスト):次の球を狙いやすい位置に、手球をコントロールすること
- マスワリ:ブレイクから相手と一度も交代することなく、全て取りきること
ブレイクショットは、初心者の方でも皆さん使われてる用語だと思います。
漫画のタイトルにもなってましたからね。
そして上達するうえで欠かせないのが、手で作るブリッジの形。
まずは台の上に手を広げて置いて、中指の第二関節と親指をくっつけるイメージですね。
慣れるまでは手が広がらなかったり、つりそうになるのですが直ぐになれますよ。
そしてブリッジが安定してくると、ストロークも安定してミスが減ります!
さらにショットの正確性が上がれば、ネクストを考えた撞き方もできるようになりますからね。
そして初心者でよく見かけるのが、フロックショットで喜んでる人達。
見る人が見れば、球がまぐれで入ったことは分かりますから気を付けましょう。
では今度は、少し上達した時に知っておきたいショット用語もご紹介します。
ビリヤードショットの用語
練習すれば誰でも出来る、勝つために覚えたいショットになります。
- カーブショット:手球にカーブをかける撞き方
- 押し球:的球に当たったあと、手球が進むように球の上側を撞くショット
- 直引き(引き球):的球に当たったあと、手球が戻るように下側を撞くショット
- コンビネーションショット:的球を他の球に当てる
- キスショット:的球を他の球に当てて、ポケットさせる
- キャノンショット:的球を撞いたあとの手球で、他の球を入れる
- ジャンプボール:的球が隠れてるときに、手球をジャンプさせて当てる
- バンクショット:クッションを1回以上使って、的球に当てる
- マッセ:キューを垂直に立てて、球に強い回転をかける
ビリヤードは奥が深いので、色んなショットがありますね。
どれも正確に決めるのが難しいので、まずは真っ直ぐ撞く練習から始めましょう。
ちなみに私は色んなショットを覚えたとき、基本のフォームが崩れてスランプになったことがあります。
では色んな用語を踏まえたところで、基本ルールを紹介しましょう。
ビリヤードの基本ルール
ゲームの種目別にルールは異なりますが、共通したルールはあります。
ポケットビリヤードの場合、手球を撞いて的球に当てて落としていくのが基本。
手球以外を撞くことは、ほとんどありません。
またプレイする種目のルールに従って、的球を順番に落としていくだけです。
あとは、基本となるファールを覚えておけば大丈夫!
こちらが共通してるファールになります。
- 2度撞き(手球を2度撞いてしまうショットのこと)
- 撞く時に両足が地面から浮いてる
- 手球が狙う的球より先に、他の球にあたる
- スクラッチ(手球が落ちること)
- キュー以外が球に触れる(服・髪の毛もアウト)
- 場外へ球が飛び出る
- ノークッションファール(的球に当たった後、どの球もポケットに入らずクッションに当たらなかった)
- まだ球が動いてるのに、次のショットを開始する
他にもファールはありますが、意外と知られてない基本の一例をまとめてみました。
やってはいけないファールを覚えておけば、あとは順番に落としていくだけ。
みんなでルールを守ってプレイすれば、より一層ビリヤードを楽しめると思いますよ。
まとめ
ビリヤードを初めてされる方に多いマナー違反や、ルールや用語を紹介してきました。
皆さんはプレイ中のマナー違反を、これまで知らずにやってませんでしたか?
仲間内で騒ぐ行為は、初めてのビリヤードでやりがちなので気をつけましょうね。
そしてビリヤードのルールや用語も覚えて、もっと楽しみながら上達して下さい。
また機会がございましたら、練習方法などもご紹介していきたいと思います。
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