私も経験ありますがビリヤード初心者の頃って、練習してもなかなか上達しませんよね。
そんな初心者の頃に言われたのが「間違ったフォームを修正すればいい」という上級者の声でした。
教えられたとおり基本フォームを身につけたら、なんとショットの正確性が上がってみるみる上達!
そこで私がビリヤード初心者だった頃の練習方法や、ショットの基本フォームや厚みを長年のキャリアに基づいて紹介します。
基本となるフォームと、ショットの厚みを覚えていく練習方法を体に入れましょう。
少しづつ上達すれば、もっと球突きが楽しくなるので参考にして下さいね。
初めてビリヤードをする時って、情報が少な過ぎて正しい構えや撞き方がわかりませんよね。
私もそうだったのですが、周りで撞いてる人の見よう見まねでした。
上手な方が一緒だと教えてもらえるけど、初心者で遊びに行くと適当になりがち…。
しかしそのままビリヤードを続けてると、間違ったフォームを体が覚えてしまいます。
ちなみに私は妊娠中も大きなお腹でビリヤードを続けた結果、出産後にフォームが崩れてまた苦労しました(笑)
お腹をかばいながら撞いてたので、素直な撞き出しが出来なくなったんですよね…。
だからこそ初心者のうちに、正しい基本フォームをしっかりと身につける大切さが分かりました。
では安定した球撞きが近づく、基本フォームとストロークを紹介しましょう。
キューを真っ直ぐ狙い通りに出すために、基本フォームを体に染みつかせましょう。
体がポジションを覚えると、撞く時に自然と正しいフォームで球の前に立つことが出来ます。
スッと構える事ができるだけで、ビリヤードが上手い人と思われますよ。
では基本フォームの立ち位置と、足元から説明していきましょう。
まずは手球に対して真っ直ぐ立ち、足を自分が安定する幅に広げます。
肩幅より少し広めに立つスタンスがお薦め。
そして右利きなら右足を後ろに引き、反対の足を前に出して安定させます。
この時に利き足は体の反対へ開き、前の足も斜めに出して重心が偏らないように注意!
手球とキュー先、頭と足元が真っ直ぐになるのをイメージして下さいね。
続いては腕のフォームと動きです。
腕の基本は肘を90度に曲げ、肩から肘がキューと水平になるのが理想的。
動かすのは肘から下だけで、振り子のようにキューを動かします。
肘を固定して動かすのは、ダーツと同じですね。
そしてキューを握るグリップは、インパクトの瞬間しか力をいれません。
卵を手に持つ感覚で、余計な力が入らないようにします。
ブリッジの手は、手球から15㎝~20㎝の距離がベスト。
また構えたときに大切なのが、アゴの真下にキューがあることです。
そして狙い通りに撞くためには、顔は出来るだけキューに近づける方がいいですね。
慣れるまではスムーズに動けないかもしれませんが、とても大切なので覚えておきましょう。
上手くなるために大切な、基本フォームをまとめました。
これは私が初心者の頃に、上級者からアドバイスされた撞く時のチェックポイントです。
では、安定した基本フォームが身についたら、実際に球を撞く練習にまいりましょう!
体がブレないフォームが身につけば、後はひたすら球を撞いていきましょう!
構えたら固定した肘から下を動かし、撞く前に何回かストロークします。
頭や体を動かさないように、気をつけましょうね。
ストロークをして狙いが定まれば、手球を撞いてみましょう。
そして撞いたあとも、すぐに体を動かさないように注意!
早く体が動いてしまうと、撞点が狂ってしまう原因になりますよ。
私も経験ありますが、初心者の頃にやってしまいがちなんですよね…(笑)
そして最初は的球を置かずに、手球だけでクッションに向かって撞く練習から開始。
真っ直ぐに手球の芯が撞けてたら、クッションに当たった手球はキュー先に戻ってきます。
この練習でストロークが安定すれば、的球を置いて撞く練習にステップアップ。
まずは台の半分だけを使って、狙いやすい球から入れる感覚を覚えるのがお薦め。
やっぱりポケットに入らないと、楽しくなくなってしまいますからね。
手球と的球の距離が近い方が狙いやすいので、的球をフットポイントに置いて入れる練習をしてみて下さい。
近い距離に慣れてきたら、センターポイントに的球を置いて距離のある球にもチャレンジ。
また慣れてきたら徐々に角度を付けたり、台の上に球を適当に転がして順番関係なく入れる練習もいいですよ。
では、ストロークと構えが自然と出来るようになったら、さらにステップアップした練習をしてみましょう。
的球を狙うときに大事になってくるのが『厚み』になります。
そもそも厚みとは、撞く方向から見た手球と的球の重なり具合の事。
手球と的球が接触する部分が増えれば厚い、角度があればあるほど薄いと言います。
この厚みを覚えると、一気にビリヤードが上達しますよ!
では厚みを覚える、簡単な方法をご紹介しましょう。
まずは比較的狙いやすい、厚めに置いた球から練習するのがいいでしょう。
そして的球の狙い方ですが、簡単なのは『イメージボール』を描くこと。
そこに当たれば的球が入るポイントに、実際に余ってる球を置いてみると分かりやすいですね。
イメージボールとなる球の中心に向かって、手球の中心を撞けば入るという仕組み。
キュー先を向ける焦点が、イメージボールによって簡単に覚えられるんです。
私もイメージボールを頭に浮かべて、厚みを考えて撞いています。
最初は誰かに当てるポイントへ球を置いてもらって、狙いが定まったら球を取ってもらって撞く練習も効果的。
当たればポケットインする箇所に、手球を撞けるようになれば厚みが変わっても入れられるようになりますよ。
では、厚みの感覚が掴めたらショットの特徴も覚えておきましょう。
手球の中心を一定の力加減で撞いた場合、接触した角度と同じ角度で転がります。
強く撞くと角度が狭くなり、弱く撞くと角度が広がるという基本をまずは覚えておきましょう。
さらにショットの特徴を知ると、自分で手球の軌道を考えながら撞くことができるように!
撞点が変われば、手球に回転が掛かって動き方が変わってくるからです。
でも初心者の方が、いきなりひねりを加えるのはお薦めしません。
まずは『フォローショット=手球の上』と、『ドローショット=手球の下』から始めましょう。
フォローショット(手球の上)を撞くと、手球の走る角度は狭くなる。
反対にドローショット(手球の下)を撞くと、手球の角度は広がります。
この撞点と力加減を合わせて撞くことによって、手球の軌道を考えることが可能になるという訳なんです。
またフォローショットは前回転が掛かって、手球は的球に当たってから前へ進む「押し球」に。
ドローショットはバックスピンがかかり、手球が戻ってくるので「引き球」と呼ばれます。
上級者やプロの方達は右上や左下など、細かい撞点を使い分けたショットを打ってるんです。
でもまずは、いつでも芯を撞けるフォームと力加減を覚えることが大切。
それから球の上中心や、下中心を撞くことにチャレンジしてみて下さい。
まずは基本をしっかりと身につけることは、どんな競技にも共通してることです。
そしてショットを打つ時は、タップにチョークを付けることを忘れないようにしましょう。
ミスショットの原因になりますよ。
私も経験したビリヤード初心者の練習方法や、ショットの基本フォームや厚みを紹介してきました。
ビリヤードは初心者のうちに、基本フォームを身につけておけば必ず上達します。
そして厚みを覚える練習方法を実践すれば、自然と構えられるようになると思いますよ。
また球が入るようになれば、ショットの使い分けにも是非チャレンジしてみて下さい!
体に感覚を染みつかせることで、迷いなくビリヤードを楽しめるようになると思います。
これから少しでも、ビリヤード仲間が増えていけば嬉しいです。